1970年代アメリカ西海岸ベイエリアから登場した日系アメリカ人グループ、ヨコハマ、カリフォルニア。彼らが1977年に唯一残した傑作アルバム『Yokohama, California』世界初CD化記念イヴェント第2弾、「ヨコハマ、カリフォルニア in 横浜!」を開催します。
『ヨコハマ、カリフォルニア』発売記念
ヨコハマ、カリフォルニア in 横浜!
11月27日(日)
会場:Do Be Do Bar (横浜・反町)
横浜市神奈川区松本町1-2-3 第2カヤギヤビル5F
START:17時
予約:1500円(+1drink) / 当日:2,000円(+1drink)
#ドリンク&フード各種ご用意しております。
DJ: Naho、宮田信(Barrio Gold Records)
LIVE: Stumble Bum、遠藤コージ、越路よう子
TALK: 宮田信 / 聞き手:トニー李(EL CINNAMONS)、河内卓(北と南)
物販(MAGAZINE & CD): EL CINNAMONS、北と南、BARRIO GOLD RECORDS
映画: 『Cruisin' J-Town』
(1976年 監督:Duane Kubo 制作:Visual Communications 30分 日本語字幕付き)
ご予約・お問い合わせ: MUSIC CAMP, Inc. (042-498-7531)
カメヤ食堂(045-620−8602)/ドゥビドゥバー (045-620-5539)
ヨコハマ、カリフォルニア
☆そのユニークなグループ名は、日系2世小説家トシオ・モリが書いた短編小説集のタイトルだったもの。1930年代、サンフランシスコの対岸にある港町オークランドには日本人移民が多く暮らし、リトル・ヨコハマと称されていたらしい。
☆1960年代中盤に起きた黒人やチカーノたちの公民権運動は、70年前後には日系やアジア系にも飛火し、若い3世たちがアイデンティティの模索を始める。生前のトシオ・モリから了解を得て、Yokohama, Californiaと名乗り音楽活動を開始した彼らは、祖父母や両親のアメリカ移民の体験を振り返り、また日本とアメリカの関係についても想いも巡らす。強制収容所の体験、ヒロシマ・ナガサキ、過酷な条件のなかで働く農夫たちのことを。そして彼らの日常に起きる恋愛についても。瑞々しい感性による美しいフォーク・ナンバー、そしてグルーヴィなスポークン・ワーズなどを、一枚のアルバムに纏め上げた。
☆あれから40年。日本での再評価がオリジナル・メンバーたちを動かし、遂に初CD化が実現。何かの巡り合わせで、今日の私たちの耳に届いた『ヨコハマ、カリフォルニア』をテーマに、日本のオークランドともいえる横浜で異国の「ヨコハマ」について語り合い、異なる音楽を交錯させる宴。ライヴ、DJ、トーク・ショーの他、ロサンゼルスの貴重な日系音楽史の一面を記録したドキュメンタリー映画『Cruisin' J-Town』も特別上映。どなたも大歓迎。ご一緒にヨコハマ・カリフォルニアへトリップと参りましょう!
『Cruisin' J-Town』
70年代アジア系アメリカ人公民権運動時、音楽演奏を通して自己のアイデンティティを模索する3世たちの姿を追った記録映画。ファンク・ジャズの演奏をバックに冒頭で映し出されるのは、独特の賑わいをみせていた当時のロサンゼルス・リトル・トーキョー。街の喧騒とシンクロするように、生々しいグルーヴが和太鼓や琴の音色と融合していく。彼らこそ、後に全米で大成功を収めたグループ、HIROSHIMA。チカーノ農民/公民権運動から誕生した劇団、エル・テアトロ・カンペシーノのダニエル・バルデス(映画『ズートスーツ』主演俳優)との感動の共演も捉えた傑作ドキュメンタリー。日本語字幕付き。
協力:カメヤ食堂、EL CINNAMONS